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  • Shino Nishikawa

すべらない話『焼肉』

すべらない話『焼肉』

「僕の嫁が霊能者になってきているという話は前にしたと思うんですけど、僕自身にも、ちょっと不思議な事が起こるようになってきているんですよ。その話をしたいと思います。

この前、長男の11才の誕生日に、家族で焼肉に行ったんですけど、嫁が、普段頼まないようなイカ焼きとか、フライドポテトとか頼み始めました。

もちろん、肉もいろいろ頼むんですよ。『そんなに頼んでいるけど、お金は大丈夫?』俺が聞くと、家族3人が俺をじっと見て、『お兄ちゃんの11才の誕生日よ。しっかり食べなあかんやん!』と怒ってきて。それで、俺も食べようと思っていたんですけど、お金が心配だから、嫁と子供が注文した物の残りを食べていたんですよ。

子供たちもどんどん注文して、パクパク食べています。そして、子供たちが『あー、食った食った。ちょっと俺たち、デザート持ってくる!』俺が嫁に、『デザートなんて、頼んでいいの?』『当然よ!今日はお兄ちゃんの11才の誕生日なんだから!あんたももう少し食べなあかん!』いや、そう言われても、家族がそんなに頼んでいるから、お金が心配で食べられないんですよ。俺が子供たちに、『デザートまで頼んでいるけど、これはお父さんが働いて稼いだお金で食べているんですよ。そんなにお金使って、贅沢したらあかん。』と言うと、お兄ちゃんが『わああ、ごめんなさい。』泣きだしてしまいました。『せっかくの誕生日に、お兄ちゃんを泣かせないでよ!』次男も怒ってしまって、嫁が、『そんなに高すぎるわけじゃないから、今日は私が払うよ。無理に焼肉誘ってしまってごめんね。』お兄ちゃんが、『お金がないのに、焼肉連れてきてもらってごめんなさい。』嫁が『いいよ、お父さんが払えないから、お母さんが払ってあげるからね。』それで、会計に行くと、ようやく俺が、ある言葉だけを聞いていなかった事が分かったんです。今日は、焼肉のバイキングに来ていたんですよ。俺は、バイキングという言葉だけが聞こえなかったんですよ。そういう不思議な出来事の話でした。」

#すべらない話

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