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  • Shino Nishikawa

すべらない話【後輩の○○】

すべらない話【後輩の○○】

○○という地元の後輩の話をしたいと思います。○○は芸人じゃなくて、何度か読者モデルとして雑誌に出た事があるだけの普通の男なんですよ。でも○○本人は、もっと本格的な芸能人を目指したいという事で、僕に弟子入りしたいと頼んできたんですね。

「いや、でも僕はいろいろな仕事をさせてもらっていて、今は忙しいから無理だよ。」と断ったんですけど、「荷物持ちでもなんでもいいから、○○さんのロケについていかせてください。」と。でも直近のロケが海外だったですよ。僕は海外ロケが一番楽しみですし、力を入れているので、○○は絶対ついてきてほしくないと言ったんですけど、○○が、番組のプロデューサーに「自費で行って、ただ働きしますから、ロケに同行させてください。」と頼んでしまって、○○も、僕の海外ロケについてくる事になってしまったんです。

「もう最悪や。」と思っていたんですが、スタッフ達は○○に優しくして、○○が「いずれは僕も人気タレントになって、海外ロケをしたい。」と言って、もちろん放送はしないですけど、○○が芸能人の真似をして、それをカメラに撮ってもらって、僕が食レポのやり方を教えたりしたんですよ。まぁロケ自体は成功したのでよかったのですが、その後○○は会社役員に気に入られて、本格的に芸能人になるためにバックアップをしてもらう事になってしまったんですよね。それで○○はモデルからしっかり入っていこうという事で、雑誌に頻繁に出るようになったんですけど‥。本当は○○は、以前、アダルトビデオの撮影のスタッフをした事があったらしくて、苦情が入るようになりまして、会社役員の方から僕に「申し訳ないですけど、○○君の事は我々の手に負えませんので、○○さんの方でなんとかしてもらえませんか?」と。うわぁ、これは困ったなと思って、仕方ないのでアダルトビデオの会社の方に、僕が100万円を渡して、これ以上○○にかまわないでくれと頼んだんですよ。○○の方も僕に「本当にありがとうございました。ちょうど僕の彼女が妊娠したので、芸能人を目指すのをやめて、まとも働きます。」と。結局、○○が芸能人を目指さなくなったので、よかったというお話なんです。


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