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  • Shino Nishikawa

すべらない話【○○師匠】

すべらない話【○○師匠】

○○っていうコンビの○○と、○○師匠と俺で飲みに行った時の話をしようと思います。最初のうちは3人で楽しくお酒を飲んでいたんですけど、○○師匠って酔うと怒るタイプなんですよ。それで師匠が僕たちに、「お前たちはなぜお笑いにやっているんだ?」と聞いてきたので、僕は「日本をお笑いで元気にしたいからです。」と言ったのですが、○○が「僕は京大出身なので、頭脳を活かした新しいお笑いをしたいからです。」と言ってしまったんですよ。案の定、師匠が怒り出して「お前は笑いのわの字も分かってない。大体、お前には有名人の価値はない。」と。「ええ、師匠それはどういうことですか?」「あのな、その有名人がいることで、同じ人種の人間が幸せになれたか?その人と同じ年齢や境遇の人間が幸せになれたかどうか。その結果を出して、価値が分かるもんや。京大出身のお前と似ている人間がどこにおるねん。お前が笑いで有名になる価値はない。」と怒ったんですよ。「いや、そんな言い方ないじゃないですか。大学卒業しても病気になってしまったり、人の不幸に巻き込まれたりして、人生がうまくいかない人だっていますよ。」と僕が言うと師匠が、「そういう事を言われると俺の心も痛む。俺の姪っ子が東大に行っているんや。でも、俺はメイっ子を有名にする気はない。一般家庭に嫁に入って幸せになるのが一番やと思ってる。だけど○○が京大出身として有名になったからには、世間様に嘘だけはつく事なく頑張れよ。」すると○○が、「京大出身という事を鼻にかけてしまって、本当にすみませんでした。」師匠も「わかればいい」と。というわけで、その場はおさまったんですけど、後日、○○が僕の楽屋にきて、「実はあの時言い出せなかったんだけど、俺は本当は京大出身じゃないんよ。」事務所の方で仕切ってくれて、○○はそういう経歴として出してもらっているだけだったんですよ。だから○○の方も、あの時、京大出身という言葉をギャグとして使っただけで、師匠が最後まで○○の話を聞いてあげなかったから、師匠が悪かったんです。

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