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  • Shino Nishikawa

ナナちゃんのハッピー物語7

最終更新: 2019年12月19日

ナナちゃんのハッピー物語

小学生のナナちゃんは、とても良い子でした。

「お地蔵様や道祖神を大切にするんだよ。」

おばあちゃんに教えてもらい、お地蔵や道祖神を見つけた時には、手を合わせるようにしていました。急いでいる時には、心の中でやりました。


でも、12才の時に、おばあちゃんが亡くなりました。

そして、中学校に入学したナナちゃんは、心を変えてしまったのです。

勉強が難しくなり、部活では、経験した事のない厳しい練習が待っていました。

ナナちゃんは、お地蔵様に「バカ!神様なら、勉強と部活やってみなよ!」と言ったのです。

そして、数日後、ナナちゃんは転んでケガをしてしまいました。

ナナちゃんには不吉な事が起こるようになり、お母さんが聞きました。

「ナナちゃん、お地蔵様に変な事を言った?お母さん、夢の中で、お地蔵様に怒られちゃったんだけど。」

「うん、バカって言っちゃった‥。」

「ダメ!今から2人で謝りに行こう!」

ナナちゃんはお母さんと謝りに行き、ようやく平穏な日々を取り戻したのです。


高校生のナナちゃんは、大好きな一番上のお姉ちゃんが大学を卒業し、一緒に暮らす事になったので、幸せでした。毎日、一緒にご飯を食べたのです。

でも、辛い事がありました。二番目のお姉ちゃんがハジアに行ったきり、戻らなかったのです。

ナナちゃんは毎日のように泣き、お母さんとお父さんは、ナナちゃんが憧れていた沖縄の大学に行く事を許しました。

でも、ナナちゃんは、大学で変な男と交際をしてしまったのです。

相談できる家族はいません。別れようか迷っていた時、フルムーン(満月)を見ました。


フルムーンは特別な力を秘めていて、怪物でもあるのです。

そして、嘘もつきます。でも、本当に嘘とは限りません。

フルムーンの声を分かる事は、少しだけ難しい事です。

ナナちゃんの悪い彼氏は、ナリちゃんといいました。

フルムーンは、『ナリちゃんと付き合いなさい。』と言ったのです。

ナナちゃんは、フルムーンの言葉を信じる事にしました。

でも、フルムーンの言葉は分かりづらいのです。ナナちゃんの本当の運命の人の名前が、ユキナリでした。

まだナナちゃんは、その事を知りません。


ナナちゃんは、ナリちゃんと付き合う事に疑問を感じ、別の日にもう一度、月にたずねました。

「ナリちゃんと付き合うのは嘘ですよね?」

『本当です。』

「え?」

『嘘なのが、本当です。』

「分かりました。ナリちゃんと別れます。」

ナナちゃんは、ナリちゃんと別れる事を決めました。


地元に戻ったナナちゃんの下に、運命の人はなかなか現れません。

ユキナリは一人前の大工を目指して、修行中だったのです。

大工は親方から怒鳴られる事もしょっちゅうですし、年下から注意される事もあります。

厳しい修行が必要です。

ナナちゃんは神様を大切にし続け、26才のある日、ようやくユキナリと出会えました。

悪い恋をすると、心がぐるぐる巻きになります。

でも、良い恋は、相手をライバルにも感じ、自分一人の夢にも取り組めるようになるものです。


ナナちゃんは、ナリちゃんとの悪い思い出がある沖縄を巡る旅をする事にしました。

それは、いつか、子供とも行きたいからです。

悪い思い出を巡ると、心が浄化され、体がすっきりします。

辛すぎる場所でなければ、やってみるといいかもしれません。

お地蔵様や道祖神、月や太陽、さまざまな神様を大切にしてください。

きっと幸せになる方法が見つかるはずです。

#絵本シリーズ

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