検索
  • Shino Nishikawa

問題は幸せになるために解決する12

問題は幸せになるために解決する


問題と言うのは、テストの問題だけではありません。

地域や家族にも、問題があります。

その問題を解決するのは、テストの問題を解くよりも苦痛をともないますが、幸せになるためには、しっかりと解決しなければなりません。

人生はむずかしいのです。


ある村のお話をします。

その村には、折井という悪い地主が住んでいて、村の土地のほとんどを自分の物だとしていました。

みんなが一生を暮らした土地なのに、死んでも土地を返してくれず、みんな泣いて苦しんでいました。

大悟という若者が、悪い地主に土地を返すように頼みに行くと言って、折井の家に行きました。折井はその場では、大悟の話に耳をかたむけ、腕組みをしてうなずいていましたが、大悟が帰ると、自分の家来に大悟を追わせ、殺してしまったのです。


大悟は最後の力で、持っていたノートに血書を書き、折井に土地を返すように頼みました。

大悟の最後の力は届き、折井は、村のみんなに土地を返しました。

しかし、村のみんなは、大悟が死んだ事を知りません。

村のリーダーだった大悟が殺された事は秘密にされ、密葬されたのです。

みんな、大悟が別の町に行ったと思い、祈る事もしませんでした。


しばらくは平和でしたが、村に災いが起こるようになります。

ついには大地震がきて、村で一番大切にされていた三宮神社がつぶれてしまったのです。

みんなが嘆き悲しみ、大悟を頼りましたが、大悟は折井に殺され、もうこの世にいない事を、その時知らされました。

みんなが困っていると、京都の大きな神社の神主が来て、三宮神社を建て直し、大悟を祀るように言ったのです。

大悟を祀るようになってから、村に災いはなくなりました。


神道の世界では、死んだ動物や人間が神様として祀られています。ほとんどの人がお墓に入りますが、生きているうちに神様のような力を持った人間は、死んだ後、神社に祀られ、その神社に鎮座し、人間たちを幸せにして守る役目を果たすのです。



ある家族の話をします。その家では、おばあちゃんの体が悪くなり、ほとんど寝たきりでした。それが嫌で、妹の一慧(ひとえ)ちゃんは、東京に行ったきり帰ってきません。

姉の頼乃(よりの)ちゃんだけが、家に残り、家族に優しくしていました。

頼乃ちゃんは30才をすぎても家にいなければならないので、結婚ができません。

しかし、自分の家族の問題が解決しなければ、幸せになれないのです。

おばあちゃんが早く死ぬ事を祈るのではなく、優しくする事こそが一番の解決法です。

おばあちゃんは、一慧ちゃんが戻るのを待っていました。


ある朝、一慧ちゃんのアパートに、神様が降りてきて言いました。

「一慧。お前は家族に親切にしなかったから、老いてから同じ目に遭うかもしれない。

でも、頼乃が家族に親切にし、お前のことを祈ったから、頼乃のおかげで救われるだろう。」

家族の誰かが、親切にできなくても、他の家族が親切にすれば、救われる事もあるのです。

一慧ちゃんは頼乃ちゃんに感謝し、自分の家族の問題を解決するべく、家に戻る事にしました。


それぞれの家族には問題があります。

でも、自分の家族の問題に向き合う事で、災いを防げるのです。

人生は難しいですが、幸せになるために生きるのです。

家族の問題を簡単に片づければ、将来、不吉な風が吹いてしまうかもしれません。


いつでも神様に祈りましょう。神社、お寺、お墓参りは大事です。


または、どうすればいいですか?と心の中で問い、

助けてください

守ってください

導いてください

幸せにしてください

させてください

5つの呪文のどれかを選んで、心の中で唱えてください。



#絵本シリーズ

© 2023 by EMILIA COLE. Proudly created with Wix.com