検索
  • Shino Nishikawa

落語【マッチング詐欺】

落語【マッチングサイト詐欺】

トアちゃんは27才ですが、なかなか彼氏ができず、ついにマッチングにハマるようになってしまいました。何度かデートを重ねましたが、気が合う人は見つかりません。トアちゃんは、新手のマッチングサイトに手を出しました。

そこで出会ったのがナオキという男です。ナオキはスマホを変えるといって、トアちゃんを別の有料サイトに誘導しました。ナオキは優しい言葉と巧みな手段を使って、トアちゃんから7万円をだまし取ったのです。ナオキは悪質サイト側の人間でした。

ナオキと回りの女たちは、いい女のトアちゃんが騙されるのを面白がって眺めましたが、トアちゃんは負けませんでした。

トアちゃんは、消費生活センターに相談に行ったのです。

トアちゃんが、消費生活センターの係の女にナオキの写真を見せた時、女は目を見開きました。そこには、芸能人のナオキが写っていたのです。

消費生活センターの係の女は、トアちゃんにお金が戻るように手配してくれましたが、トアちゃんは心配になって、悪質サイトの本拠地埼玉県警と警視庁、それから自分の地元警察に電話をしました。しかし被害額が7万円なので、警察はトアちゃんを相手にしません。トアちゃんは怒って、Facebookにナオキとのラインのやり取り、それからナオキの写真、悪質サイトでのやり取りのスクリーンショット全てを掲載しました。

すると警察が動いたようで、トアちゃんの下に7万円全てが戻ってきたのです。

トアちゃんはマッチングサイトに手を出すのがいけない事だと分かりましたが、今度は、消費生活センターの係の女がナオキの悪質サイトに手を出していました。その上、その女が、悪質サイトに関わっている女の子のお母さんだったのです。消費生活センターの係の女は、ナオキに100万円も盗られましたが、最終的には、娘の手切れ金として扱われたので、なんとかクビは守られたのでございます。


#落語



© 2023 by EMILIA COLE. Proudly created with Wix.com