多久さんの事件簿【管理人のおばさん】16

March 25, 2018

多久さんの事件簿【管理人のおばさん編】16

多久の所属するチーム、マントヒヒクラブが利用している体育館の管理人のおばさんのことを、監督は嫌っている。

今日は、ボール拭きの日だ。

管理人の富野(との)さんが、手伝おうとした。

「富野さんはやるな。」

監督は言った。

 

監督のハトコの、天子(てんこ)は、亡くなった。殺されたのだ。

監督は、富野さんを疑っていた。

10年前の事件になるが、妙な縁で、監督は、富野さんと関わることになってしまった。

 

事件の真相はこうだ。

 

富野さんは、天子の息子を可愛がっていた。

富野さんは、保育園で、お手伝いをしていたのだ。

 

しかし、天子の息子の圭ちゃん3才は、死ぬ。

 

富野さんは、天子の顔を覗き込んだ。

天子は目をそらし、そわそわしたので、天子が犯人だと、富野さんは確信した。

 

富野さんは、天子の家に忍び込んだ。

その日、天子の旦那は、仕事で戻らないことを知っていた。

 

天子は、不気味に思いながら、家に上がった。

富野さんが、ケーブルを切ったので、電気がつかない。

 

「誰かいるの?」

 

カタン

「圭ちゃん?」

 

暗い部屋で、富野さんが、影から出てきた。

「あんたが殺したんでしょ。」

「ええ、あああ!」

 

富野さんは、強い力で、天子の首をしめた。

 

天子は、目を開けたまま、死んだ。

 

死んだ天子は、トイレをもらした。

 

「ふん‥。」

 

頭がおかしくなった富野さんは、置いてあったバケツに便をした。

 

富野さんは、自分の便を、天子の顔や手に塗った。

 

 

「ああああ!!」

天子を発見した、旦那のつとむは、逃げた。

 

つとむは、町会長の息子に助けを求め、息子の武が来た。

 

「奥さんが死んでいるわけないだろう。」

「本当なんだ!!」

 

武は、殺された天子を見て、慌てふためいた。

「なんだ、これ。」

武は、天子の顔をさわり、臭いをかいだ。

 

「ああ!!こりゃダメだ!!」

武は、バケツの便を発見し、バケツを持って、外に出た。

 

庭に便を捨て、バケツは、自宅の裏に隠した。

天子が、犯人の指図で、便をしたと勘違いしたのだ。

 

警察が来た。

検察官の小松は、良い人だったが、天子の顔や手の便を拭くことが出来なかった。

こういうのは、旦那の仕事だと思ったからだ。

 

でも結局、天子のお母さんと妹が拭いた。

 

 

「かわいそうだよな?ああいうの。」

何も知らない、チームメイトの中島普安威が言った。

「あれは‥ないっすよね。もし、また何かあったら、上に報告しませんか?」

鷲 誠も言った。

 

「あ、うん。」

多久は、何の事件も解決していないが、霊感が強いので、いろいろと気づいていた。

 

「もしかして、監督の味方なんですか?」

「スタメンになりたいからって、それはないだろう!」

鷲と普安威は、多久に怒った。

 

「ありえない。」

「今日の夕飯は、多久さんぬきで行きましょうよ。」

「そうだな。」

2人は行ってしまった。

 

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