コント 宮高監督の講演2

August 30, 2018

コント 宮高監督の講演2

アナウンサー「みなさん、こんにちは!今日は、アカデミー賞長編アニメーション部門で、最優秀作品賞を授賞した、『琥珀川の首飾り』の監督、宮高先生がお越しくださいました。

みなさん、拍手で、お迎えください!」

 

宮「はいはいはいはいはい。」

 

アナウンサー「宮高監督、今日はよろしくお願いいたします。」

宮「はいはい、よろしくね、分かりました。」

 

宮「オホンオホンオエ‥。」

アナウンサー「監督、大丈夫ですか?お水、お飲みください。」

宮「大丈夫大丈夫。オホンオエ‥。」

 

宮「前回の講演で、僕のプロフィールを紹介しました。なので今日は、スタジオブリブリの映画作りの、基本的な流れを、紹介をしたいと思います。

まず、ストーリーと音楽はセットです。

作曲家の久石君を、ブリブリの事務所に呼んで、三日三晩、寝ずに、ストーリーと音楽を考えていきます。

その後、キャラクター設定に入ります。

キャラクター設定は、僕の仕事ですから、僕が頑張るんですけど、高畑君からの、厳しい指摘が入りまして、キャラクターは10段階の推考の下、決められていきます。

キャラクターが決まれば、もう二度と変わりません。

天空のプータローの、プータローのヘアは、金髪か黒髪で、すごく悩みました。

プータローっていうのは、遊び人ですからね、金髪でもいいかなと思ったんですけども、

高畑君の方から、あの~、教育に悪いという指摘が入りまして、黒髪で、進めていきました。

その後は、絵コンテに入ります。

絵コンテは、高畑君の担当ですから、僕は一切、手をふれません。

ただ、ここでいつも問題が起きます。

高畑君が、勝手にキャラクターを変えてしまうんですよ。

自分のタイプの子ではない子にするんですね、やっぱり‥主人公っていうのは、とても苦しい思いをしますから。

 

オホンオエ‥

 

その後はですね、背景を描いていきます。

ここまでくると、広報担当の鈴木君が、動き出します。

ラジオ出演、テレビ出演、ネットニュースへのコメント等々‥

ここで鈴木君がしっかり働いてくれないと、集客が変わりますから‥。

 

大体の映画が出来るとですね、アフレコの作業に入ります。

アフレコというのは、声優さんを呼ぶわけですね。

ただ、高畑君というのは‥オーエ‥

声優に、自分の友達を使うんですよ。

だから、全然イメージが変わっちゃうんですよね、それは僕のせいじゃないんですけど、僕が怒られるんですよ。

アフレコは大体三日で終わります。

 

こんな感じで、映画が作られるんですけども‥、一本の映画につき、スタッフが約30人辞めます。映画はですね‥オーエ!とても命がけです。

 

皆さん、スタジオブリブリの掟を覚えていますか?

人が嫌な思いをすることはしない。それは犯罪です。」

 

アナウンサー「はい、宮高監督、今日はありがとうございました。

みなさん、宮高監督に、大きな拍手をお送りください。」

 

宮「オーエ!犯罪は、これっきりだぞ!」

 

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