多久さんの事件簿【性サービス編】19

November 10, 2018

多久さんの事件簿【性サービス編】19

「おはようございます。」

トイレから出た多久は、マロに挨拶をした。

「おう。」

 

「くせぇ‥。」

 

ハミガキをしているマロを、多久が覗いた。

「何?」

「いや‥。」

「言えって。」

「性サービスには、興味ありますか?」

「は?朝から、何?」

「いや‥、僕の超能力で、性サービスも、経験できますよ。」

「えっ?!」

 

「多分、事件の真相が見える代わりに、神様が与えてくれた能力だと思うんです。

僕の能力で、試してみませんか?」

「いや、いいよ。」

マロは興味がないフリをした。

 

「やってみましょうよ!」

「あ、おはよう。」

リンチルが来たが、多久がマロの手を引き、マロは引き込まれた。

 

夢へと向かうマロに、多久の声が響いた。

『聞いてください。性サービスの体験は、女として受けてもらいます。』

「え‥?」

『受けて、終わるまで、戻れません。』

「は‥?」

 

ドン

気づくと、マロは、1Rの女の子の部屋のちゃぶ台で、パソコンの前に座っていた。

画面には、性サービスのHPが映っている。

 

「わ‥、女だ。」

姿鏡で姿を見た。

黒髪のセミロングで、かなり可愛い。

 

「ああ、こりゃいいな。」

 

「ふん、人を選ぶわけね。」

マロはニヤニヤとして、風俗王子を選んだ。

「茶髪は‥、微妙かな。」

結局、マロは、黒髪パーマヘアの長身を選んだ。

 

「ふーん。」

女のマロは、緑色の冬ミニスカートと黒のストッキング、ゆるい感じの黒いニットを着た。

「イケてる。」

 

「素肌の方が、いいのかな‥?」

マロはしばらく自分の顔を見て、化粧をした。

「グロスは‥、バッグへ。あ、一応ファンデもね。」

 

バッグに財布とスマホを入れた。

まだ時間がある。

爪にマニキュアを塗った。

透明の中に、ピンク色のチップのような物が入っている物だ。

 

「いいね、完璧。」

マロは家を出た。

 

待ち合わせの駅につくと、グロスを塗り、男を探した。

男はすでにいた。

 

かっこいい。

 

「あ‥。」

「もしかして、柏木マミ子さんですか?」

「はい。」

「ご指名、ありがとうございます。今日は担当させていただきます、城田丈です。ジョウって呼んでください。ホテル、行きましょう。」

ジョウはマミ子の手を握った。

 

ついた先は、普通のホテルだ。

休憩3時間で5000円である。

「すみません、では、お金、よろしいですか?」

「あ、はい‥。」

 

お金を払うと、ジョウはマミ子の腰を持ち、ホテルの部屋に向かった。

ジョウがドアを開けた。

 

「マミ子って呼んでいい?」

ジョウはマミ子を後ろから抱いた。

「え‥?」

マミ子が振り向くと、ジョウはマミ子にキスをした。

 

「先にシャワーなんだけど、一緒に浴びない?」

「いや、大丈夫だよ。」

「分かった、じゃあ、マミ子ちゃん先ね。」

 

『ヤバいことになったな。でも、受けないと、現実に戻れない。』

マロは鏡を見て思ったが、内心は喜んでいた。

 

「ふう。」

マミ子はシャワーを浴び、ブローした。

トントン

「マミ子ちゃん、いい?」

「うん、ごめん。」

 

ジョウはシャワーを浴び、腰にタオルをして出てきた。

マミ子はバスローブを着ている。

 

ジョウは書類を出して、説明をした。

「うん、でもこれ以外は大丈夫だから。今日は楽しもうね。」

「はい‥。」

「マミ子ちゃん、何かやってほしいことある?」

 

『全部。』

マロが言いそうになったが、こらえた。

「えっと‥、別に‥。」

「じゃあ、やってほしくないことは?」

「あ‥特には‥。」

 

「わかった。まずは、マッサージするね。」

ジョウはマミ子にマッサージをした。

 

マロは、うとうとした。

オイルの匂いで気持ちがいい。

『ああ、性サービスって、これなんだな。』

 

気づくと、ジョウの唇が、マロの後ろモモを這ってきていた。

「えっ。」

「ダメ?俺はもっとしたいよ。」

「ダメ‥。」

マロは内心喜んだ。

 

ジョウは、マロのパンツを脱がし、急所をさわった。

『あっ、俺、今、女だったよな。』

 

かなり慣れている感じだ。

マロの上半身にも触り、

そのうちに、ジョウはマロの肛門にまで触った。

『え‥。』

 

クーは一瞬だった。

『請求が高くなったら、ヤバいな。』

マロは念のため、ジョウの急所にも触った。

 

「マミ子ちゃん、ありがとう。」

 

その後は、ジョウが泣きながら、マロの体をなめたりした。

 

「すきだよ、マミ子ちゃん。」

 

『つか、最初にさ‥、マミ子って呼んでいいって、聞いてきたじゃんか。』

 

 

男は寝てしまった。

時間になったので、マロは男を起こした。

 

「マミ子ちゃん、また会おうよ。今度は仕事じゃなくてさ。

マミ子ちゃんから、これ以上、お金もらいたくないし。」

 

「うん‥。」

 

「これ、俺のメールアドレス。」

 

『もう、いいですよ。』

多久の声がし、マロは現実に戻った。

 

「どうでしたか?」

「あ、うん。」

赤くなり、マロは目をそらした。

 

「俺、仕事、行ってくるね。」

「え?今日、夜番ですよね?」

「あー、そうだった。」

マロはプロボーリング選手のかたわら、警備員をしている。

 

「今度、俺も、経験してみようかな。」

多久は言った。

「夢でなら、いいんじゃないか?

実際やったら、エイズになるぞ。」

「そうですよね。」

 

多久はテラスに出た。

マンションの上階に住んでいる。

兄弟4人で買った部屋だ。

以前、マンションの上階からの飛び降りを見た事がある。

 

「高いですね。」

「そうだな。」

多久が言い、マロが答えた。

 

 

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