多久さんの事件簿【テロリストの作り方】27

May 24, 2019

多久さんの事件簿【テロリストの作り方】27

多久、大ちゃん、マロ、リンチル、ノリ、伸、マージンは、カラオケ店で、令和初の会合をする事になった。

多久が言った。

「大きな事件は、霊界業者の仕業だと言いましたが、実際には、霊が事件を起こしているわけではなく、霊が人間に取り憑いて、事件を起こしているようです。」

 

伸が言った。

「俺もそう思っている。犯人と知り合いだった人だっている。人間の頭の中に、簡単に思い出が作られるわけがないんだ。」

 

大ちゃんが言った。

「そうですよね。犯人の家の家宅捜索だってあるわけですし‥。」

 

「はい。霊界業者が、どのようにしてテロリストを作るのか、教えてもらったので、今日はノリ君に体験してきてもらいたいと思います。」

「俺が?」

「はい。」

みんなもうなずいた。

パアア

ノリがワープして、消えた。

 

ザッザッ

解体業者が、全裸の膝を組んだ男の死体に土をかけていく。

男の腹と膝の間に、首が置かれた。

「はぁはぁ‥。」

解体業者は必ず数名で仕事をする。

通報される可能性があるからだ。

 

妻が病気になった時、医者にきちんと頭を下げたし、親の介護もして、立派な男達だ。

なぜ、この道を歩くようになったのか、理由は分からない。

きっと、日常生活に退屈していたせいだ。

解体業者は、大体、田舎出身か田舎の者が多い。

 

田舎が悪いわけではない。ただ、都会の奴らを仕切るためにも、近所に人が越してきても、耐えられる精神力をつけるべきなのだ。

 

 

最初の1カ月のスリルは、本当に恐ろしいが、ハマる人もいるみたいだ。

遺棄した場所も、時々、見回りに行く。

自分の身を守るためにも、立派な家庭の家主と友人になっておく。

自分の子供たちに、命の大切さを説く。

お世話になっている人に、きちんと頭を下げる。

犯人達は、他人から嫌われない行動を熟考しているが、仇が必ず出る。

 

世界的ヒロインは、神様に好かれる行動を熟考している。

犯人達は、神様なんか信じない。ヒロインに罵声を浴びせる奴らだ。

 

数か月後、遺棄された男イサクは、目覚めた。

『あれ‥?俺、首を切られたんだよなぁ‥。どうして、誰も助けてくれなかったの?』

「首、ちゃんとついているよ。」

『誰‥?』 

「イサクを助けてあげる。」

『わぁ、嬉しい。ありがとう。でも、俺、くさいね。』

「大丈夫。」

 

ザッザッザッ

『人がきた。こんな臭い、かがれたくないよ。』

 

猛烈に土を掘っている。

イサクが見ると、それは熊だった。

『クマさん‥。ごめんね、クサいでしょ。』

「俺には分からない。イサク、起きられるか?」

『うん、ちゃんと、服を着せてくれるよね。』

 

イサクは生き返った。

イサクは走り、テロ現場に向かう。

仲間には、今まで殺された人達が集められる。

 

遺族は、イサクが神の使命を果たしたと理解する。

そして、守られる。

 

多久達の下に、ノリが戻ってきた。

「どうでした?」

「土の中は、苦しかったよ。」

「それはそうですよね。」

 

みんな、心配して、ノリを見た。

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